2019年11月現在、スタディサプリENGLISH TOEIC®対策講座と、英会話のイーオンTOEIC講座を受講しています。
先日、TOEICリスニング上達に効く教材は何か?とイーオン講師に質問したところ、長い目でNHK語学講座が良いと教えてもらいました。
今回は数多くあるNHK語学講座の中でも、イーオン講師がオススメする講座をご紹介します。
オススメの講座は3つ
- ラジオ英会話
- 入門ビジネス英語
- 実践ビジネス英語
どの講座をどれくらい聞けばいいのか具体的な言及はありませんでしたが、「入門ビジネス英語とラジオ英会話を1年間聞いていればリスニングの点数はアップする。」とのこと。
実践ビジネス英語は内容としてTOEIC向きだが、上級者レベル。もし聞けるなら取り組んでほしい。
ということで、3つの講座を実際に受けてみました。
と、その前にこんなこと気になりませんか?
NHK語学講座ってどんなレベルわけされてるの?
TOEICに効く!と講師に言われても、それぞれ現在のレベルというものがあるのでその点を認識しなければならない。
そういったキャッチアップには下記サイトがオススメです。NHK語学講座がレベル別に解説されていますね。
NHKでは、子どもから大人まで一貫して学べる「英語グランドデザイン」を設計し、英語学習番組を体系的に提供しています。国際標準として学校教育にも取り入れられつつあるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいた「A1」から「C2」のレベル分けに、最初歩の「A0」を加えた7段階のレベル設定で番組を配置します。2019年度は「C2」の講座はありません。via:2019年度 NHK英語講座レベル一覧 | 英語力測定テスト2019 | NHK出版
実際にレベルチェックをしたい方はこちらのサイトからできます。
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ちなみに私は基礎編へチャレンジして判定はB1でした。
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NHK語学講座はこちらから選ぶといいみたいです。
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応用編もチャレンジしましたが、ひどい結果でした、、、50点、
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ということで、私の場合何とか「ラジオ英会話」と「入門ビジネス英語」で勉強してもいいみたいです。
それでは、あらためて自分のレベル感もわかったところで英会話イーオン講師がオススメするNHK語学講座を受けてみます。
NHK語学講座 3選
ラジオ英会話
週5回、平日毎日聴けます。
週末は4回分の復習となっているので振り返りにちょうど良い構成ですね。
ダイアログの内容は日常英会話です。ペットやデート、思い出などほんわかする内容が多いですね。
講座のプログラムは以下のとおり。
- 思考を表す動詞、キーとなる単語の取り上げ
- ダイアログをリスニング
- ワンセンテンスごと丁寧に解説付き和訳
- もう一度ダイアログをリスニング
- 「Build-up your vocabulary」コーナーで今回のキー表現の深掘り解説
- 「Express yourself」コーナーでキー表現を使って実際に文を作成してみる
- 最後に講師達がキー表現を使って雑談して終了
この講座は、ながらリスニングに最適。テンポもダイアログのレベルもちょうど良い。そしてテキストなしでも丁寧に解説してくれるので耳だけの学習でも行けます。
私の場合、洗濯や風呂掃除など楽しみながらリスニングを聴いていることが多いのですが、とても聴きやすく快適でした。
TOEICのどの辺に効きそう?
パート2.3。特にパート2の応答問題に対して有効です。基本的に外国人講師2名のやりとりなので会話のかけ合いや、質問、回答へのバリエーション確保にちょうどいいと思います。
入門ビジネス英語
平日2回聴けます。
目的は「仕事にすぐに使えるフレーズを覚える」です。リアルなビジネスシーンのダイアログが多く、ビジネス用語も多用されることからTOEICと相性良いです。
講座のプログラム構成は以下のとおり
このスキットのテーマは「遅れた時にどうするか」です。
- 今日のダイアログ
- ワンフレーズごと詳しく丁寧に和訳しながら解説
- もう一度今日のダイアログ確認
- 今日のフレーズ紹介
- 今日のシーンに出てきたコミュニケーション力をより高める単語や表現を紹介
- もう一度今日のダイアログ確認
- 「こんな時どうする?」コーナー。今日学んだフレーズの応用手法を学ぶ
- 実際にフレーズを作ってみる
- 最後にダイアログ確認
この講座もながらリスニングに最適です。そして私のレベルに1番ちょうどいいTOEIC対策講座でした。
これも解説がとても丁寧なので、テキストなしでも勉強できます。何より嬉しいのがダイアログを4回も流してくれること。ただ単純に繰り返すのではなく、バリエーション溢れた学びの後にダイアログとつなげてくれるので知識が定着しやすいです。
TOEICのどの辺に効きそう?
これもパート2.3ですね。よりビジネスシーンに特化していることから、ラジオ英会話と入門ビジネス英語どちらかしか聴く時間がないのであれば間違いなく「入門ビジネス英語」を私は選択します。
実践ビジネス英語
週3回聴けます。
正直、TOEIC600点到達していない私にはとても難しかったです。
けど、聴ければ深くTOEICに効いてくること間違いないでしょう。なぜならテーマがニュースや社会問題などTOEICのパート4やパート7 の長文問題に合致しているからです。
プログラムは以下のとおり
今回のテーマは「変容する病院」です。
遠隔医療が健康にもたらす効果や、院内感染リスク防止方法、大病院のニーズ低下などなど、
- 聞き取りのポイントを解説「総合病院はどのような役割があるために常に必要とされているか」などです。
- 英文の聞き取り開始(1分20秒くらい)
- 重要語句の確認。語句の詳細な解説は英語、文の和訳は無い(8分くらい)
- もう一度英文リスニング
- 理解度チェック、例文が読み上げられる。一部空欄になっているので何が入るのか考える。
この講座は骨太。私のレベルではながらリスニングキツかったです。丁寧な和訳が無いので約2分半続く英文の内容を理解したい場合はテキスト購入の必要性を感じました。
一方で、長文の中から語句を取り上げ、日本語と英語で解説してくれるシーンが8分近くもあります。これはボキャブラリーの幅を広げるのに最適です。
単語や例文だけをひたすら覚えるのは正直疲れます。そんな時、実践ビジネス英語で直近のビジネス話題に触れつつ、ボキャブラリーを増やしていくというスタンスもいいですね。
TOEICのどの辺に効いてくる?
パート4.7の長文問題に効いてきます。
感覚としてTOEIC満点近くを狙うならこの文章の理解やボキャブラリーを備えてないと厳しいと感じました。
ただ、TOEICの学習を続けて行き、実践ビジネス英語が苦労なく理解できる日を想像するとワクワクしますね。そんな自分自身への英語習熟度チェックにも使えると思います。
まとめ
TOEIC600点前後の人であればラジオ英会話と入門ビジネス英語の2点をオススメします。
平日毎日15分ラジオ英会話を聴き、週末土日に入門ビジネス英語を聴く。これで7日間毎日15分間だけNHK語学講座に費やせますね。
ただ、15分といってもすでにTOEIC勉強でスキマ時間を積み上げている勉強家には捻出が難しいかもしれません。まずは「やりたいこと」を積み上げる学習法もいいですが、それは過去の私のように勉強計画破綻を招きかねません。
新しいものを加えるなら、今までのものを減らす
単純ですが「勉強戦略」の「略」す部分を実行していくべきだと思います。
NHK語学講座が毎日の勉強に加われば、ストーリー性のある学び方ができ、ある意味良い気分転換になるでしょう。
では、また
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